「年収」と呼ばれる数字は少なくとも3種類あり、互いにかなり違います。どれを見ているかを取り違えたまま比較しても意味がありません。
このページは仕組みの説明です。実際のデータは 会社別の平均年収をどうぞ。
上場企業が有価証券報告書に載せる平均年間給与は、賞与と残業代を含む額面を従業員で平均したものです。役員は含まれず、契約社員や派遣社員も通常は含まれないため、そうした人を多く使う会社では平均が上振れします。
平均なので人員構成が変わるだけで動きます。若手が抜ければ誰も昇給しなくても平均は上がります。Corpusはそれがどれくらい起きているかを検証しました。
求人票は月給で書かれ、年収は「月給×12+賞与」で読者が計算する形になっています。賞与は法律上の義務がないので(賞与の仕組み)、「賞与年2回」という記載だけでは金額は分かりません。
月給に固定残業代が含まれていないかも確認してください(残業と労働時間)。
健康保険(標準報酬月額のおおむね10%を労使折半、都道府県と保険者で異なる)、厚生年金(18.3%を労使折半、2017年9月から固定)、介護保険(40歳から)、雇用保険(本人負担は小さい)、そして所得税(毎月源泉徴収し年末調整で精算)です。
住民税はおよそ10%で、前年1〜12月の所得に対して課され、翌年6月から1年かけて給与から引かれます。
そのため入社1年目はほとんど引かれず、2年目の6月に急に手取りが減ります。昇給していても手取りが下がったように見えるのはこれです。退職時にも、残りの住民税をまとめて払う必要が出ることがあります。
手取りは一般的な給与水準で額面の75〜85%程度、高収入ほど比率は下がります。料率は毎年変わるので、正確な額は給与明細で確認してください。同年代・同業と比べたい場合は年収診断が使えます。
額面の年収から、社会保険料・所得税・住民税を引いた手取りの概算です。 賞与は社会保険料の上限の扱いが月給と違うので、年収の内数として別に入れてください。
計算の中身: 厚生年金は18.3%、雇用保険は一般の事業の本人負担0.5%(令和8年度)、 介護保険は40歳以上で1.62%(令和8年度)、子ども・子育て支援金0.23%(令和8年4月分から) として労使折半しています。健康保険料率は都道府県と保険者で違うので入力にしました (既定の9.9%は協会けんぽ令和8年度の47都道府県の中央値9.88%・単純平均9.87%に合わせた目安です)。所得税は給与所得控除(最低保障65万円)と基礎控除(令和8年分・合計所得に応じて58〜95万円)・ 扶養控除38万円×人数を引いた課税所得に速算表を当て、復興特別所得税2.1%を加えています。 住民税は所得割10%(基礎控除43万円・扶養控除33万円)と均等割5,000円です。 これらは2025〜2026年にまとめて変わりました。改定で手取りがいくら動いたかは上場3,780社で測った検証にあります。 ここで分かるのは概算です。標準報酬月額は本来等級表で決まるため実額とは数千円ずれ、 調整控除・所得金額調整控除・住宅ローン控除などは入れていません。 正確な額は給与明細と源泉徴収票で確認してください。
育児休業給付金 ・ 失業給付 ・ 退職金の税額 ・ 公的年金の見込み ・ 令和8年度の改定でいくら変わったか ・ 計算機の一覧。入れた年収は引き継がれます(退職金をのぞく)。
賞与(ボーナス) ・ 退職金 ・ 新卒採用と初任給 ・ 年次有給休暇 ・ 残業と労働時間 ・ 育児休業 ・ 女性活躍推進法 ・ 額面と手取り ・ 退職・解雇 ・ 有価証券報告書の読み方 ・ 公的年金 ・ 制度解説の一覧。
根拠: 健康保険法 / 厚生年金保険法 / 所得税法(昭和40年法律第33号) / 地方税法。 整理は当サイトによるもので、官公庁が提供・保証するものではありません。 数値の出どころは働き方とお金の相場と 算出方法にあります。